企業のブランディングを加速させる写真とは?

企業のブランディングを加速させる写真とは?のイメージ

ブランディングにおいて写真はとても重要です。実は写真によって社外だけでなく、社内のブランディングにも効果を発揮します。本記事では、ブランディングにはどのような写真が良いのか、どんなカメラマンに任せるべきなのか、してはいけないことは何か、について解説します。

写真がブランディングで大切な理由

なぜ、写真が企業のブランディングに大切なのでしょうか。それは、私たちが企業の会社案内やホームページを見たと仮定したらよくわかります。会社案内も、ホームページも、目につくところに写真を出している企業は多いです。私たちは、会社概要で事業内容や決算の数字など見る前に、まずは写真に目が行きますよね。その写真を見て企業のイメージを思い描きます。人の第一印象と同じです。

「初頭効果」という言葉があります。これは「出会ったときの最初の印象が今後のその人への評価に影響する」という心理学の用語です。最初に出会ったときの印象は、その後半年も持続すると言われています。

 

逆に考えると、ホームページにブランティングしたい企業イメージに合った写真を置くことで、見る人に強烈なインパクトをも作り出せるということです。
写真が訴えかけるイメージが、その企業がブランディングしたいイメージと一致していれば、言葉で訴えるよりも強い武器となります。企業のブランディングにおいて、写真はとても重要なのです。

ブランディングを加速させる写真とは?

ブランディングを加速させるためには、「きれいな写真」「かっこいい写真」だけではいけません。
企業の理念や文化、ブランドのイメージなど、訴求したい内容を伝えることを考えて撮影する必要があります。
ブランディングを加速させるためには、プロカメラマンの中でも、企業ブランディングに特化したカメラマンに撮影を依頼すべきです。
費用面などを考えると「プロカメラマンによる撮影なら専門でなくても良いのでは?」と思われるかもしれません。

確かにプロであれば、美しい写真ができあがるでしょう。
しかし「ブランディング」を理解して撮影するというのは、また別の話です。
ブランディングにおける写真撮影は、そこにあるものを美しく撮影できれば良いというものではないからです。
企業が伝えたブランドイメージから、そのイメージを体現するシーンとは何かを考え出し、構図を決め、被写体の魅力を引き出し、撮影するまでの流れをおこなうことができなければなりません。

例えば、広告写真は商品の世界観を良く現わしています。しかし、あの写真はカメラマン1人では撮影できません。宣伝のプロである広告代理店のプランナーやディレクターが「どのようにするのが最も効果的か」を考え抜き、写真の構図も色合い、照明の明るさ至るまでどうすれば良いかを設定した上で、ほしい絵を決めてカメラマンに伝えているのです。

つまり、普通のプロカメラマンに依頼するのであれば、企業側で広告代理店のプランナーやディレクター役をやらなければなりません。
それはおそらく難しいのではないでしょうか。

そのため、ブランディングを考えるのであれば、ブランディングに特化したカメラマンに依頼することが重要なのです。

1枚の写真がインナーブランディングを加速

「企業は人なり」と言いますが、どんな企業もブランディングにおいて重要なのは「従業員がいきいきと働いている」ことです。
企業サイトもそうですが、特に採用サイトで使用する写真では、企業で楽しそうに働いている人たちの様子を映し出しましょう。
活気づいた職場や、研修風景などを撮影することで、対外的にも良い従業員がいるというアピールになると同時に、企業の顔となる社員のモチベーションも上がります。
消費者やユーザー、取引先などに行うブラディングも大事ですが、社内に向けたブランディング、つまりインナーブランディングも写真で加速することができるのです。

写真をブランディングに用いる注意点

最後に、写真をブランディングに用いる際の注意点について簡単に触れておきます。
現在の写真は、データがデジタル化されていますので、撮影後に修正が可能です。例えば、目を大きくしたり、髪を増やしたり、シワやシミを消したりなど、本来の姿とは違うように補正できてしまいます。

「ブランディングという点では、修正を施してキレイにした方が良いのでは?」と思われるかもしれませんが、それは違います。
社長や役員、従業員などの写真に度を超した修正が施されていると、実際に会った際にそれがわかってしまい「本来の姿に自信がない」という印象をあたえてしまうのです。

写真の修正に関しても、ブランディングに特化したプロのカメラマンと相談しながら、進めていきましょう。